躁状態やうつ状態は注意が必要!【躁とうつを併せ持つ双極性障害】

修練を怠っていない医師を

悩む女性

適切な治療のために

医師は診断を確定して患者に告げれば終わりではなく、その病気に関して説明を行わなくてはなりません。躁状態が認められた場合、使用する薬剤や生活リズムの改善、活動のコントロールの必要性などに関して説明を行う必要があります。ほかにも、躁状態における症状が本人の対人関係に影響を及ぼす可能性があることなど、単極性のうつ病と比べると説明する内容は多いです。双極性障害の治療にふさわしい医師は、この説明がきちんと行えるかどうかで判断できます。また、双極性障害の人は、症状として理屈っぽさが出やすい傾向がありますが、それを理解していることが重要です。もし、わかっていれば、理屈っぽい質問をぶつけても、きちんと対応してもらえます。残念ながら独善的な精神科医もいて、昔、聞きかじった知識と自分が診てきた少数の患者の印象だけで、診察を行っている医師がいるのも事実です。双極性障害の理屈っぽい人に関しては、現在知られている知見や情報に関して、きちんと説明さえできれば、納得してもらうことができます。ただし、そのためには、最新の情報を勉強している医師でなくてはなりません。加えて、患者にわかりやすく説明できる医師でなくてはならないわけです。その修練を怠っている医師は、きちんと説明ができません。こうした部分でも、医療機関を見極めながら、自分に合った医師のいるとことで治療することが大切です。うつ病にはさまざまなタイプが存在し、そのうちの一つが気分変調性障害です。これは、軽度の抑うつ気分、広範な興味の喪失や何事も楽しめないという感じが2年以上続くものを指しています。疲労感が持続したり、自分に価値はないという考え方や自己嫌悪感、罪悪感を伴うことが多いです。いつもみじめに感じている、生まれてからずっと憂鬱で気分が晴れたことがないなど、本人が訴えることもあります。こうした症状には、慢性的な不安感がつきまとうことも少なくありません。人口のおよそ3から4パーセントが罹患し、その背景には、社会的あるいは心理的ストレスが慢性的にあることがほとんどです。以前は抑うつ神経症といわれ、未熟さや自己愛の強さなど性格の関与が大きいとされてきましたが、抗うつ剤の効果があることから、うつ病の一種として、治療が行われています。ここに、躁状態が加わると、気分循環性障害に切り替わります。また、もう一つ注目したいのが、双極性障害の?型です。これは、少なくとも1回以上のうつ病とともに軽躁状態からなる病相経過を特徴としています。うつ状態のときには、過眠・過食・倦怠感などがあらわれやすく、慢性の経過をとる傾向があります。また、軽躁状態なので、慢性のうつ状態が少しよくなる時期として見過ごされやすいです。自分がどのタイプに該当するのか、医師とともに見極めて治療をスタートさせることが大事です。