躁状態やうつ状態は注意が必要!【躁とうつを併せ持つ双極性障害】

まとまりなく見える

男性

気づきが遅れやすい

うつ病の中には、軽躁状態をもっているタイプのものもあります。その状態のときには、いわゆるハイな状態はあるものの、人間関係を破綻させてしまうことを起こすことはありません。そのため、本人が自分の身に起きていることが病気によるものと認めがたいのも当然のことです。うつがあまり活動していないのに、ひどく疲れ果てるのに対して、あまり眠らなくても疲れ知らずに元気です。加えて、積極的に周囲を巻き込みながら仕事などを展開させていきます。軽躁状態にある時は、信頼を失うよりもむしろ、周囲が感心するような仕事を成し遂げることも多いです。そのため、職場での評価がアップすることもあります。働く人としては、ある意味、理想的な状態といえるかもしれませんが、軽躁状態は長く続くわけではありません。軽躁状態の後に、うつ状態が訪れるという人がほとんどです。加えて、まれに、入院しなければならないほど、激しい躁状態に陥ることもあります。そして、その二つの状態が繰り返し襲ってくるため、働きすぎで情緒不安定になっていると感じていた人の見方も次第に変わってきます。徐々に社会的な信頼が失われていることも多く、気が付いた時には窮地に陥っていることもあるので注意が必要です。躁状態にある人は、いつもと比べておしゃべりになることがあります。次々と話すので、会話の相手は口をはさむタイミングもないほどです、また、本人が楽しくて仕方がないから喋るというよりは、しゃべり続けなければという切迫感をもっていることがほとんどです。そして、躁状態にあると、いくつもの考えが同時に浮かんできます。その考えは、それぞれに関係性がないことが多く、次々に思考内容が切り替わっていきます。Aに対して考えていたのに、まったく関係のないBの考えが湧いてくるので、考えのまとまりがないです。本人は非常に良いアイディアが浮かんだと感じていますが、周囲との温度差があります。このように、たくさんの考えが浮かんでくるものの、簡単に注意がそれてしまうので、会話の途中で、突然、席を立って、ほかのことを始めてしまうこともあります。印象としては、常に落ち着かない感じです。このような症状に、中核症状である気分の高まりや怒りっぽさがみられるときは、躁状態である可能性が高いです。4日以上、1週間未満で症状が続くようであれば、軽躁、1週間以上続くようであれば、躁状態と診断されます。躁状態の場合には、医師や周囲がみてもわかるぐらいの重度のことがほとんどです。